相続手続きの流れ【基本編】

葬儀が終わって待っているのは、大量の書類の手続です。
相続手続は基本的に図の流れに沿って進みます。
相続放棄や相続税の申告など期限のある手続きもありますので、この流れを理解してスムーズに手続きをすすめましょう!

相続人は誰か戸籍で確認する

亡くなった人(被相続人といいます)の出生から死亡の戸籍をすべて集め、相続人が誰になるかをたどります。

戸籍は、本籍地がずっと同じ場合でも、家督相続や結婚、戸籍の改正などで変わり、生まれてから死亡までが1通でおさまることはほとんどありません。

亡くなってから行うほとんどの手続で必要となる書類なので、少なくても1セットは用意する必要があります。

 

遺産や債務の状況を調査する

被相続人の財産のすべてを洗い出し、相続する財産額を確定します。

不動産や預貯金・有価証券・車・美術品・保険などのプラスの財産はもちろんのこと、マイナスとなる借金や未払金もすべて財産目録としてまとめていきます。

 

遺言書の有無の確認

遺言書には主に自筆証書遺言・公正証書遺言の2つがあります。

自筆証書遺言の場合、家庭裁判所で検認をする必要があるため、決して開封はせず、検認の手続を進めましょう。

公正証書遺言の場合、公正証書遺言と書かれた控えがあるか、または公証役場で検索をすることで遺言書があるかを探すことができます。

遺言書がある場合は、基本的に遺言書の内容に沿って手続きを進めていきます。

 

遺産分割協議

相続人と相続財産が判明したら、相続人同士で誰が何を相続するのかを協議します。
法定相続人全員の合意があれば、法定相続割合以外での分割ができます。

 

遺産分割協議書の作成

遺産分割協議で決まった内容を遺産分割協議書として作成します。

遺産分割協議書は、その後の手続で必要な提出書類であり、今後も保管される書類ともなりますので、正確で、また今後の紛争予防を踏まえた内容ものでなければなりません。

書類には法定相続人全員の署名と実印での押印が必要となります。

 

遺産名義変更手続き

不動産の名義変更は法務局へ、そのほかの財産手続はそれぞれの機関へ必要書類を提出し進めます。